
ホテルなどの宿泊費が上昇する中、大手コンビニでは一部の店舗の駐車場を車中泊用として貸し出す実証実験が始まります。利用状況などを踏まえて、今後の拡大も検討していくということです。
大手コンビニのローソンは、今月14日から来年6月末までの間、千葉県内の6つの店舗の駐車場を車中泊用のスペースとして有料で貸し出す実証実験を行います。
利用料金は1台分の区画当たり2500円から3000円で、事前の予約を行ったうえで午後6時から翌日午前9時までの間駐車が可能になります。
車中泊にあたっては、コンビニのトイレを利用できるほか、一定量の生ゴミについては専用のゴミ袋に入れて店側に処分してもらうことができるということです。
会社によりますと、コンビニの駐車場を車中泊用に貸し出すのは初めてだということで、利用状況などを踏まえて今後の拡大も検討していくということです。
信用調査会社の東京商工リサーチによりますと、外国人観光客の増加などを背景に大手ビジネスホテルなど国内の12のブランドのホテルの去年10月から12月の平均の客室単価は、コロナ禍の影響を受けた2021年の年間平均のおよそ2倍の水準に上昇していて、物価高などで消費者の節約志向が続く中、ニーズを取り込めるか注目されます。