静岡県伊東市では厳しい寒さの影響で水道管が凍結するなどしておよそ5000戸が断水となっていて、市は応急の給水場所を設けて対応にあたっています。
また、神奈川県箱根町の一部でも10日朝から断水が続き、現在は給水を再開していますが、町は完全復旧に向けて作業を急ぐ方針です。
伊東市で約5000戸断水 周辺市町でも断水地域が

静岡県伊東市によりますと、厳しい寒さの影響で水道管が凍結するなどして、10日午後5時時点で八幡野地区、宇佐美地区、それに池地区などで、最大であわせておよそ5000戸が断水となっています。
市役所の近くにある整骨院では水道管が破裂して、水が出ない状態が続いているということです。
院長の荻野竜太さんは「全然、水が出ないです。初めてだったのでびっくりしました。最初、破裂したのも気付かず、修理を待っています」と話していました。
市では、市内10か所に応急の給水場所を設けて無料で利用できるようにしているということです。
伊東市水道課の佐藤純課長は「きのうも設置していたが断水が増えたため、増設しています。困っている人は利用してほしい」と話していました。
静岡県などによりますと、県内ではこのほか、伊豆の国市、伊豆市、熱海市、函南町でも水道管が凍結するなどして断水している地域があるということです。
箱根町 湯本の商店街にも影響 完全復旧に向け作業急ぐ

神奈川県箱根町によりますと、10日午前9時半ごろ、町内の水をためる配水池の水量が低下しているのが見つかり、観光の中心地の湯本地区でおよそ1300戸が断水になりました。
厳しい冷え込みによる水道管の凍結や漏水が原因とみられるということで、町は午後1時頃から役場や小学校など4か所に応急の給水場所を設けて対応にあたりました。
訪れた50代の男性は「自宅は水道が使えない状況で近所で困っている人にも配ろうと思い給水に来ました。早く復旧してほしいです」と話していました。
また、箱根湯本駅の周辺の商店街では店舗のシャッターに「断水のため営業休止」という張り紙がはられ、通常よりも早く閉店する店が相次ぎました。
まんじゅうの販売店の店長は「まんじゅうをボイラーでふかすには大量の水が必要なのでつくることができず困っています。機械の清掃もできないのであす以降の影響も心配です」と話していました。
町によりますと現在は給水を再開していますが、配水池の水位を回復させるため午後11時からあす朝5時まで再び断水するということです。
町は漏水場所の特定を進めるなど、完全復旧に向けて作業を急ぐ方針です。
箱根町上下水道温泉課の石井啓隆課長は「生活に欠かせない水道なので原因を調査し早い段階で復旧したい」と話していました。